栽培へのこだわり

土づくり・根づくり

 有機肥料、たい肥の積極的活用
冬肥(基肥(もとごえ))、春肥(芽だしごえ)、夏肥、礼肥(れいごえ)、秋肥と年間5回以上施肥を行います。できるだけゆっくりと長く効果が続くように、たい肥や有機質肥料を使用することで、樹体が徐々に健康に育っていきます。

 有用微生物の導入
肥沃な土にするために有機質をしっかりと分解してくれる有用微生物を定期導入しています。土壌中の有用微生物が増え、通気性、排水性・保湿性、保肥性が良いふかふかの土になり、根が育ちやすい環境をつくります。

きれいな果樹園づくり

 安全な園づくり
人が安全に・安心して作業できるよう、低くなっている果樹棚を上げたり、整地したりして、きれいな(安全な)果樹園になるよう心がけています。

 ゴミの回収
作業に伴い発生するプラスチックや金属類、周辺から飛んでくるプラスチック類は回収し、できるだけきれいな果樹園であるよう心がけています。

環境配慮への取り組み

 新植によるCO2ガスの削減
2022年に、耕作放棄地40aに162本の日本なしを、水田20aに190本の柿を新植しました。樹木部へのCO2ガスの固定化、葉部でのCO2ガスの吸収により、CO2ガスの削減が期待できます。

 

 耕作放棄地に生える竹の活用
耕作放棄地には竹や雑草が元気によく伸び、再生が困難な状態になります。耕作放棄地地主の了承のもので、竹を伐採して、梨の枝の誘引に使用しています。
その結果、プラスチックや金属性の支柱を購入、使用しないので、環境保全はもとより経費削減にもつながります。

 廃園資材の活用
残念ながら果樹園を廃業される方もあります。廃業園に設置されていた果樹棚(柱、針金)を園主了承のもとで取り外して、柿の新稙園の果樹棚を設置しました。

柿の新稙園

 枝や幹の燃料化によるCO2ガスの排出削減
JA鳥取中央・鳥取県中部森林組合の主幹で、処分に困っている果樹の剪定に伴い発生する枝や幹を、環境にやさしい燃料として利用できる取り組みを開始しました。燃料の代替として使用されるため、CO2ガスの排出削減となります。

集められた枝や幹

 

改善活動

福井果樹園では、皆が改善提案できるように、提案制度を導入しました。あーしたら、こうしたらと言ってくださることがあります。

・作業の抜け漏れ防止策
作業を中断する際に、どこまで作業が終わっているかを明確にして、再開する際に抜け漏れなく作業ができるように、洗濯ばさみを使用した目印を製作しました。作業中断の際だけでなく、袋の掛け忘れ場所や誘引のし忘れ箇所の目印として使うこともできます。


・ヘルメットの着用

果樹園内の枝や果樹棚の低い所では、頭をぶつけ悶絶することが時々あります。本当は、低い個所をなくしたいのですが、根本対策は時間を有するため、ヘルメットを着用しています。着用していると衝撃が緩和され、悶絶することがなくなりました。